思考実験は世界を理解するための第一歩であって、最終的な結論を下そうと意図するものではない。むしろ読者の皆さんが、一人ひとり自分の問題として考えていただくことが重要だと思う。そこから読者の皆さんとの対話が始まるのではないだろうか。(引用、世界を知るための哲学的思考実験/岡本裕一朗)
上に引用させていただきましたところから第1章が始まります。
本書は世界が抱えているあらゆる問題に哲学的思考実験を行うことで、
世界の状況の理解。そして対処を考えるための道筋を示しています。
プロローグ.世界を理解するための第一歩
1.トロッコ問題の誤解をとく
2.バイオテクノロジー革命はどこへ行くか
3.ようこそ情報管理社会へ
4.格差をどうするか
5.フェイク化する社会
6.民主主義はもう機能しない
7.来るべき人口減少社会に向けて
エピローグ.未来世界のための思考実験
今後の世界、資本主義と人間社会の行方、そしてこれからわたしたちはどのように生きるべきか考えるための良い題材です。
是非ご覧下さい。