PVアクセスランキング にほんブログ村 人気ブログランキングへ SILKROAD: 【書評】サル化する世界/内田 樹/文藝春秋

【書評】サル化する世界/内田 樹/文藝春秋





著者 : 内田樹
文藝春秋
発売日 : 2020-02-27

サル化する世界/内田 樹/文藝春秋

「朝三暮四」飼っているサルに今まで朝夕4つずつ与えていた実を朝3つ、夕4つにすることを伝えるとサルは少ないと怒り、

それでは朝4つ、夕3つではどうかと問うとサルは大喜びしたと言います。

目先の考えだけで、未来に起こる利益の損失やリスクを感じることが出来ない人たちが増え、世界がサル化しているという主張が本書のタイトルでもある「サル化する世界」です。   

今が良ければ、自分さえ良ければのような近視眼的で自己中心主義により失われた秩序と倫理。

処罰されない状況でどのように振舞うか、人間の本性が可視化される局面という言葉に力強さを感じました。  

また、自分の取り分を増やすことをやめて総和を増やすことなど、
私利の追求を抑制し、私有財産の一部を差し出すことで、はじめてそこに「みんなで使えるもの」が生まれる。私人たちが持ち寄った「持ち出しの総和」から「公共が立ち上がる」(引用、サル化する世界/内田 樹/文藝春秋) 

本書はサル化する世界の様々な問題にどう向き合うかわたしたちに問いかけ、解決方法を示します 。 

サル化する世界/内田 樹/文藝春秋

是非ご覧ください。