天皇や身分の高い人に講義をすることを、「ご進講」といい、
人文、社会、自然の三部門、各15分程度、「講書始の儀」として
ご進講の最大のものが、年に一度行われているようです。
本書は過去10年分、「30講義の記録」となっております。
天皇陛下が学ばれたその時代に必要な知識を知り、本書を読むことで「自分も講義を受けたと同等の理解を得る」ことが出来るなら絶対に読むべき一冊ではないでしょうか。
学会を代表する研究者による講義は専門的な内容ながら、知識のない人にも分かりやすく説明されています。
どの分野においても歴史を知ることと、同時に今の時代を理解することが重要であると思案します。
過去を知って、今、未来に求められる課題の解決に取り組むこと。
わたしたち一人ひとりは小さな存在ですが、一人ひとりの意識や言動によって、いまの世界を変えることが出来るし、自分たちで未来をつくることが出来ます。
学んで、考えて、行動する。一回限りではなく、継続して続ける。
続けることの秘訣は、一度に沢山やるよりも回数を分けて何度もやること。それが日常の生活の中に浸透して習慣化した状態を目指すことです。
歴史を知ることと、同時に今の時代を理解する。
わたしたちも自分たち自身で未来をつくることを考えるきっかけになる一冊。
天皇皇后両陛下が受けた特別講義 講書始のご進講/KADOKAWA
是非ご覧下さい。